こんにちは!
行政書士のオサカベです。
今回は、「物価高の影響を受けた事業者を支援する目黒区の融資・補助金制度」について紹介していきます。
目黒区の支援策
物価高の影響を受けている事業者に対して、
目黒区が実施する支援制度は以下の2つがあります。
①制度融資
②補助金(支援金)
①制度融資とは、事業者が融資を受ける際に発生する利息や信用保証協会への保証料を区が助成するという制度のことです。
②の補助金については、目黒区から貰えるお金のことです。今回の制度上、①の融資を利用した方のみ、②の補助金を貰えることになります。
詳細はコチラ 「目黒区物価高騰等対策資金融資」および「融資支援金」を新設しました 目黒区 (city.meguro.tokyo.jp)
ここからは、それぞれの特徴について紹介していきます。
制度融資の特徴
正式名称を、「目黒区物価高騰等対策支援融資」といいます。
1企業1回限り、2023年3月31日まで使える制度です。
対象
以下の1から5のすべての条件を満たし、かつ、アまたはイの条件を満たしている中小企業者
(なお、創業時期によりアを適用できない場合のみ、イを適用すること)
1.区内に住所又は主たる事業所(法人にあっては原則として登記上の本店所在地、不動産賃貸業を営む個人にあっては事業主の自宅)を有していること。
2.信用保証協会の保証対象業種を営んでいること。
3.所得税(法人税)、住民税及び事業税を滞納していないこと。
4.許認可等を必要とする業種の場合、その許認可等を得ていること。
5.借入目的が既存の借入金の返済でないこと。
ア.直近3ヶ月の売上総利益または営業利益が前年の同期と比して、10パーセント以上減少していること
イ.直近1ヶ月の売上総利益または営業利益が、直近1ヶ月を含む直近3ヶ月間の平均と比して、10パーセント以上減少していること
融資条件
限度額 | 1,000万円以内 |
貸付期間 | 5年以内(据置期間1年) |
資金使途 | 運転資金、設備資金 |
利息 | 3年間 無利子(区が全額補助) 4年目以降 0.4%以内 |
信用保証料 | 補助なし |
担保・保証人 | 金融機関が判断 |
ポイント
限度額は1,000万円と少ないですが、3年間無利子で融資が受けられることが特徴です。
日本政策金融公庫のコロナ貸付も、現在は無利子ではなくなっているので、無利子で融資が受けられるというのは大きなメリットです。(ただ、保証協会付き融資を受ける場合は、別途保証料はかかりますので注意が必要です)
申込方法
目黒区の産業経済・消費生活課 経済・融資係まで電話予約をして、相談をするところから始めます。(電話:03-5722-9880、電話:03-5722-9879)
電話受付は月曜日から金曜日、午前8時30分から午後5時まで
補助金の特徴
正式名称を「目黒区物価高騰等対策資金融資支援金」といい、上述の融資制度を利用して、令和5年3月31日までに融資を受けられた方が対象の補助金です。1企業1回限り貰えます。
支援金額
融資実行額100万円につき1万円(1万円未満切り上げ)
上限10万円以内
※例えば融資実行額410万円の場合、
410万円÷100万円×1万円=4万1,000万円となり、支援金額は5万円となります。
ポイント
融資を利用した方であれば無条件で貰えるお金です。
国の補助金と違って簡単な支援金ですので、面倒な事業計画書を書く必要もありません。
金額は小さいですが、貰えるものは貰っておきましょう。
申込方法
次の書類を目黒区役所まで郵送、または持参して提出する必要があります。
- 目黒区物価高騰等対策資金融資支援金申請書(融資あっせん時に貰う)
- 確認書(融資あっせん時に貰う)
- 支援金振込希望口座が確認できる通帳等の写し((1)表紙、(2)表紙をめくった見開きページ)
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は、「物価高の影響を受けた事業者を支援する目黒区の融資・補助金制度」について紹介させて頂きました。
ぜひ、該当する目黒区の事業者様は検討してみてください。
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