osa こんにちは！
行政書士のオサカベです。
先日、創業準備中の方から相談を受けました。
その方は今すぐ創業というわけではなく、1年後くらいに創業を考えており、
創業するときに融資を受けたいのですが、今のうちから準備するべきことはありますか？
という質問を受けました。
そこで今回は、融資を受けるために創業前に準備しておくことというテーマについて紹介させて頂きます。
創業融資は準備で決まる
創業融資が受けられるかどうか、いくら受けられるかについては、創業前の準備で決まると言っても過言ではありません。
もちろん、融資を受けるときの事業計画書の出来の良し悪しや面談の内容等も大きく左右されますが、事前準備をしっかりしておけば事業計画書に書ける内容も変わってきます。
いざ創業してしまうと、思うように時間が取れずに十分な準備ができないまま融資審査に臨んでしまい結局失敗・・・ということにもなりかねないので、ぜひ創業前からしっかりと準備を行っておくようにしてください。
では、どんな準備を行っておくのが良いかという点について、紹介させて頂きます。
創業前に準備しておくこと
自己資金を用意しておく
創業前に準備しておくこととして一番重要なのが、自己資金を用意しておくということです。創業を思い立った日からコツコツと貯金を始めましょう。
計画的に資金を貯めたのかどうかというのは、とても重要です。
自己資金を計画的に貯めておけば、それだけ創業に対する本気度や計画性も評価されます。一攫千金で得た資金や第三者から融通して貰った資金では計画性が高いとは思われないので、創業前から少しずつでもお金を貯めていく習慣を身につけていきましょう。
経験を積んでおく
一概に何年以上の勤務経験がないとダメというわけではありませんが、創業融資の審査では経験は一つの審査ポイントになります。やはり起業する分野での経験を一定程度積んでいないと融資審査でマイナスとなってしまうので、できる限り経験を積んでおきましょう。
また、勤務年数だけでなく、勤務する中でどのような実績を残したのかもポイントです。
例えば、勤務時の実績や個人の売上、対応人数などをメモしておくと、目に見える形で実績として残すことができます。こうした資料は融資申し込みの際に使えるので、意識して実績を残すようにしてください。
通帳をきれいにする
創業融資の審査では、直近６カ月～１年程度の通帳をチェックされます。
通帳を見られたときに、日ごろの支払い（公共料金、家賃、住宅ローン、税金等）の遅延があると、「この人に貸しても返ってこないのでは・・・」と思われて融資を受けるのが難しくなります。支払い遅延や怪しいお金の動きはＮＧです。創業を思い立った日から通帳の見栄えを良くするよう心掛けてください。
信用情報をきれいにする
クレジットカードの支払い遅延や携帯電話の端末料金の割賦支払いの遅延があると、その情報は個人信用情報機関に登録されてしまいます。金融機関は融資審査の際に信用情報機を照会しているので、信用情報も傷がつかないよう注意してください。
信用情報に傷がつくと融資のハードルはかなり高くなりますが、まだ軽度の事故でなおかつ一定程度の時間が経っていれば融資を受けることは可能です。もし仮に創業前に信用情報に傷がついてしまったとしても、すぐに未納分を支払い、その後は一度も延滞を起こさないように心がけてください。
テストマーケティングをする
創業前にしっかりとマーケティング戦略を考えることはとても重要です。
「誰に」「何を」「どうやって」といったコンセプト作りはもちろん、ポジショニング設計や集客戦略の立案はとても大事です。
できれば、実際に小さくアンケートを取るなりモニターを募集するなり、テストしてみるのが一番です。こうしたテストを創業前にしておけば、事業計画書の説得性もまるで変わってきますし、創業に対する熱意も伝わります。
早めに専門家や金融機関と相談しておく
最後に、早めに専門家や金融機関と相談しておくのがオススメです。
私も創業支援をしている立場なのでよく分かりますが、創業後に相談に来られるよりも、創業前から相談に来てもらう方が、打てる手が多くなります。
創業前から専門家や金融機関と相談して、計画的に準備をしておくことで、将来的なメリットが沢山あります。
※たとえば、会社を作るときに登録免許税が7.5万円引きになる制度があるのですが、ほとんどの人は知らずに会社設立してしまい、「早く相談しておけばよかった」と言われることも多いです・・！
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、「融資を受けたいのですが創業前に準備するべきことはありますか？」というテーマについて紹介させて頂きました。
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ぜひお気軽にダウンロード頂き、創業に役立てて頂ければと思います！
最後まで読んで頂きありがとうございました。