こんにちは!
行政書士のオサカベです。
今回は、法外な成功報酬を取る創業融資コンサルタントには気を付けましょうというテーマについて紹介させて頂きます。
創業期の資金調達は、起業家にとって重要なテーマです。
資金が調達できないと、事業が続かなかったり、そもそも事業を始めることができなかったりと、起業の成功可否にダイレクトに影響してきます。
そこで、創業融資のサポートを専門家に頼む方も多いと思います。
ただ、創業融資の支援している方はネットで調べればたくさんいて(僕もその一人です)、どの方を選べばよいか分からない!という悩みを持つ創業者も多いと思います。
基本的に、しっかりと誠実なサポートをしている方が多いと思うので、気が合いそうな人を選んで頂ければよいと思いますが、中には一部悪質なコンサルタントがいるのも事実です。悪質なコンサルタントの方だと分からずに頼んでしまった結果、お金を失うばかりか金融機関との関係性も悪くなってしまいます。
悪質な創業融資コンサルタントの手法はいくつかあるのですが、なかでも皆さんに気を付けて頂きたいのは、法外な手数料を取る創業融資コンサルタントです。
創業融資コンサルタントの報酬相場ってどのくらい?
一般的に、創業融資のサポート手数料の相場は決まっており、成功報酬の場合は調達額の5%が相場です。
というのも、出資法第4条の規定があり、業界的に5%に留めているというのが慣習としてあるからです。
(金銭貸借等の媒介手数料の制限)
第四条 金銭の貸借の媒介を行う者は、その媒介に係る貸借の金額の百分の五に相当する金額(当該貸借の期間が一年未満であるものについては、当該貸借の金額に、その期間の日数に応じ、年五パーセントの割合を乗じて計算した金額)を超える手数料の契約をし、又はこれを超える手数料を受領してはならない。
はたして創業融資サポートがただの「媒介」に当たるかどうかは微妙なので、解釈次第では出資法の制限は受けないとも考えられますが、それでもなお、業界慣習的に5%で行っている事務所がほとんどです。
これに対し、一部のコンサルタントでは20%や30%を請求しているところもあります。
(僕が今まで聞いた中で一番高いのは50%でした。)
融資は補助金や助成金と違って返すお金です。
仮に1,000万円借りて200万円を報酬として支払った場合、残りの800万円を元手に1,000万円+利息分の収益を上げて返済財源を確保しなければいけません。
800万円のお金を1,000万円+α(利息)まで増やすのはハードルが高いということはよく考えれば分かりますが、意外と20%の手数料で契約したという話はよく聞きます。
僕のお客さんでも、前回の融資サポートのときに他のコンサルタントにお願いして手数料20%だったみたいな話は意外とよくあります。
しっかり考えてみれば分かると思いますが、20%や30%も取る事務所はなるべく避けた方が良いです。たとえ融資成功までサポートしてくれたとしても、後の資金繰りに詰まることが目に見えています。
悪質なコンサルタントに頼んだ結果、資金繰りが回らず、結局廃業するという最悪のシナリオも起こり得ますので、ぜひ気を付けて選んでください!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、法外な手数料を取る創業融資コンサルタントには気を付けましょうというテーマについて紹介させて頂きました。
ただいま、創業者に役立つ小冊子を無料プレゼントしています。
ぜひお気軽にダウンロード頂き、創業に役立てて頂ければと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました。