こんにちは!
行政書士のオサカベです。
今回は、個人で既に借入があると創業融資に影響はあるかというテーマについて紹介させて頂きます。
個人的な借り入れは創業融資に影響がある
結論から言いますと、個人的な借入は少なからず創業融資に影響があります。
場合によっては、個人的な借入があることで事業用の創業融資が受けられなくなるケースもあります。
創業融資では、個人と法人は一体として見られます。
つまり、たとえ法人で既存の借入がなかったとしても、代表個人で借入をしていれば、たとえ法人で融資を受ける場合であっても代表者個人の借入は考慮されることになります。
考慮される点
では、個人の借入があると、どういった部分が融資に響くのでしょうか?
ここでは重要な3点について紹介させて頂きます。
①借入額について
個人で受けている借入の額が大きいと、事業用融資の借入額に影響が出ます。
一人が受けられる融資の限度額を、与信枠と言いますが、創業融資の場合、与信枠は法人と個人の合算で見られます。そのため、たとえ法人で既存借入がなかったとしても、個人の借入で与信枠を使い切ってしまえば、法人で融資を受けるのが難しくなります。
②資金繰りについて
既存の借入がある場合、その返済も加味した資金繰り計画を立てなければいけません。
例えば既存債務の返済が毎月7万円だとして、創業融資の事業計画書で役員報酬を月20万円に設定しているとどうでしょう。
役員報酬の20万円から既存債務の返済7万円を差し引いて、残りの13万円で生活しなければ成り立たないことになります。この状態では融資は受けられません。
③返済実績について
最後に、返済実績についてです。
既存の債務があれば、その返済実績も見られます。
もし毎月遅延なく返済していれば良いのですが、返済を止めた経験があると、創業融資の返済能力を疑われるので、ハードルは高くなってしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、個人で既に借り入れがあると創業融資に影響はあるのかというテーマについて紹介させて頂きました。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。