こんにちは!
起業資金の専門家、オサカベです。
今回は、融資を受ける前に信用情報で確認するべきポイントについて紹介させて頂きます。
ぜひ一緒に勉強していきましょう!
信用情報とは?
信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。
僕たちが普段何気なくクレジットカードの取引をしたり、住宅ローンを組んだり、携帯端末を分割払いで購入したり、こういった日々の取引は、信用情報といって、信用情報会社に登録されています。
信用情報会社は、個人や法人の信用情報を収集、保存、管理し、金融機関やなどに提供する役割を果たしています。信用情報は、融資を受ける際に金融機関や貸金業者に提供され、信用評価や融資判断の基礎となります。
そのため、信用情報がキレイに残っているかどうかは、融資を受けるときにとても大事になるわけです。逆に、信用情報に傷がついていると、たとえ自己資金や過去のキャリアなどが良くても、信用情報が引っかかって融資が受けられない、という可能性もあります。
そのため、融資を申込む前に自分自身の信用情報を確認しておくのは大事なんですね。
CICとは
信用情報会社はいくつかあるんですが、今回は株式会社シー・アイ・シー(以下、CIC)について紹介させて頂きます。
創業などで初めて金融機関から融資を受けようとする方は、日本政策金融公庫(公庫)を利用する方が多いと思いますが、公庫が見ているのがCICの信用情報です。
CICの場合、クレジット情報は契約終了から5年間まで残りますので、過去5年の信用情報の履歴は筒抜けになっているということですね。
信用情報を確認してみて、もし傷がついているとすれば、その傷の登録がなくなるまで融資を申込むのは待つとか、軽微な場合は信用情報に傷が付いてしまった経緯と対策・現在の状況をまとめた資料を追加で出すとか、そういった対策が考えられるので、心配な方はぜひご自身の信用情報をチェックされてみてください。
信用情報開示報告書で見るべきポイント
入金状況
CICの信用情報の書類には、各契約ごとに「クレジット情報」というタイトルの書類が発行されます。この書類のどこを見ればいいかというと、一番下にある入金状況というところです。
ここに過去24ヶ月分の支払いの履歴が載っており、「$(請求通りの入金があった)」や「-(請求もなく入金もなかった)」が並んでいれば問題ないということになります。逆に、「A(お客様の事情で約束の日に入金がなかった)」や「P(請求額の一部が入金された)」が並んでいると、問題ありということになります。
実際にどの程度信用情報が悪いと融資が通らない、という明確なルールはないのですが、傾向としては、Aの未入金が複数個履歴に残っていたり、直近の支払いで未入金を発生させていたりすると、融資審査としては厳し目になる傾向があります。
返済状況
次に見て頂きたいのは、《お支払いの状況》という欄にある「返済状況」です。
先ほどの「入金情報」でAが何個かある方は特に注意ですが、ココに「異動」という文字があると、長期に渡る支払いの遅れがあったということで、特に要注意な状態です。
どういうときに異動になるかというと、
- 返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払いの遅れ(延滞)があった
- 利用者の代わりに保証会社が返済した
- 裁判所が破産を宣告した
こういった方だと「異動」と載ってしまいます。
「異動」というのは、いわゆる信用ブラックの状態で、移動の記録は延滞などが解消した後も、その情報の保有期限がくるまで残ります。
「異動」が載っている状態だと必ず融資がNGになるということではありませんが、少なくとも僕の方では、異動がある方で融資が通ったというのはごく稀にしか聞いたことがありません。
まとめ
今回は、信用情報で確認するべきポイントについて紹介させて頂きました。
もし心配な方は、融資を申込む前にご自身の信用情報を取得してみて、内容的に良くない場合は融資を申込むタイミングも今一度検討してみるのも、長期的にみたときにプラスになる選択肢だと思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。