こんにちは!
行政書士のオサカベです。
今回は、創業融資で運転資金を借りるときの目安というテーマについて紹介させて頂きます。
運転資金とは
創業融資における運転資金とは、事業の運営を行うために必要になる資金のことをいいます。商品の仕入れ、外注費、人件費、地代家賃や広告宣伝費といったものが挙げられます。
創業融資を受ける際には、資金の使い道は非常に重要です。
資金の使い道は、おもに
- 設備資金
- 運転資金
この2つに分けられます。
設備資金の場合、購入する資金の見積書等を提示して、その価格の分を借りることになりますが、運転資金では特に見積もりを出すことはありません。
では、運転資金の借入額はどのようにして決めるのでしょうか?
運転資金の目安
運転資金の借入の1つの目安として、毎月必要となる経費から決めるという方法があります。
たとえば、毎月かかる経費(原価+販管費)が算出できていれば、その〇ヵ月分といった形で借入額を決めることができます。
月数としては、通常は経費の3か月分程度です。
特に飲食店のような現金収入のビジネスでは、これよりも多く運転資金を借りることはなかなか難しいです。
本来の考え方として、運転資金とは入金が入るまでのつなぎのお金(売上債権+棚卸資産-仕入れ債務)なので、売掛金の発生しないビジネスでは多額に運転資金が必要だというロジックが成り立ちません。
※見方を変えて、売上をもとに運転資金の借入額のあたりを付ける方法もあります。たとえば飲食店の場合、月間売上高の1~1.5倍程度が運転資金の借入額としては通常です。創業で初期投資がかかる場合でも、月商比2倍程度が目安となります。
逆に、建設業やIT業のように、代金回収までに時間がかかるような業種ですと、その間の仕入れや人件費代として、多めに運転資金を借りることができます。この場合だと、4~6カ月分程度の借入も可能性が見えてきます。
このように、創業融資で運転資金を借りるときの目安としては、
- 必要経費を目安に借入額がおおまか決まる
- 通常は必要経費の3か月分
- 業種によっては4~6か月分の借入も可能
といったイメージです。
まとめ
今回は、創業融資で運転資金を借りるときの目安というテーマについて紹介させて頂きました。
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ぜひお気軽にダウンロード頂き、創業に役立てて頂ければと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました。