osa こんにちは！
行政書士のオサカベです。
先日、ある起業家と話をしているなかで、「自己資金なしでも融資は受けられますか？」という質問を頂きました。
結論として、制度上は可能ですが、実際のところ不可能に近いのが実情です。
今回は、そんな自己資金と融資について紹介させて頂きます。
自己資金がなくても制度上は融資は可能
創業融資を受ける場合、多くの方が日本政策金融公庫の「新創業融資」という制度を使います。この制度を使う場合、事業開始後1期を終えていない方であれば「創業資金総額の10分の1以上の自己資金」が申込要件となっており、原則としては必要総額の10分の1の自己資金がないと融資は受けられません。
しかし、一部の例外があり、以下の場合には自己資金要件が撤廃されます。
- 現在お勤めの企業と同じ業種の事業を始める方
- 産業競争力強化法に定める認定特定創業支援等事業を受けて事業を始める方
こうした要件を満たせば、理論上は自己資金ゼロでも融資を受けることは可能です。
実際のところ、自己資金なしだと審査で落ちる
しかし、これはあくまでも新創業融資制度を使って融資の申込をすることが可能というだけです。そのあとの融資審査に通るかどうかはまた別の話です。
とくに創業融資の審査では、自己資金はとても大事なファクターとなります。
自己資金があればあるほど高評価されますし、逆に自己資金がなければ悪い評価がされます。
自己資金があると、
- 借入に依存しない良好な資金繰りができる
- 創業に対して熱意があり、計画的に準備してきた
このように評価されます。
特に大事なのが後者です。
金融機関のとしては、「本当に創業したくて準備してきたのなら、自己資金は貯めているよね？」と考えています。
逆に自己資金がまったくないと、「この人は単なる思い付きで創業したのでは？」、「計画性がないのでは？」と思われてしまい、融資審査の上で大きくマイナスになります。
自己資金が貯められなかった特段の理由があったり、既に見込み客リストが十分にあったりしない限り、自己資金なしで融資を受けるのは、実際問題ハードルが高いです。
ということで、これから創業をお考えの方は、できるだけ自己資金を用意した上で創業するようにしましょう！
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、自己資金なしでも融資は受けられるかというテーマについて紹介させて頂きました。
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ぜひお気軽にダウンロード頂き、創業に役立てて頂ければと思います！
最後まで読んで頂きありがとうございました。