こんにちは!
起業資金の専門家オサカベです。
今回は、創業融資を受ける際に知人からの借入は自己資金に含まれますか?という質問について回答します。
結論:知人からの借入は自己資金に含まれない
結論から言ってしまうと、知人からの借入は自己資金としてはみて貰えません。
自己資金としてみて貰えるのは、創業者がコツコツと貯めたお金や、誰かから貰ったお金なので、借りたお金は自己資金とはなりません。たとえ借りた先が家族や友人だとしても、そのお金は創業者が所有しているお金ではないので、自己資金とはならないです。
資本として組入れれば自己資金としてみてくれる
借入では自己資金とはなりませんが、出資として資本に組み入れる形であれば自己資金として見て貰えます。
出資とは、会社の株式を渡す代わりに資金を出してもらうことをいいます。
出資は返済が不要なお金なので、知人の方が出資に応じてくれるかは分かりませんが、もし借入ではなく出資であれば、そのお金は自己資金として見て貰うことは可能です。
このとき、出資を受ける金額については注意してください。
代表者が資本金として用意した金額よりも多い額の出資を受けてしまうと、会社の株式を知人の方が一番多く持つということになります。
たとえば知人の方が株式の過半数を持っていたりすると、その方の一存で代表取締役を解任することもできてしまいます。
そうなると、創業者が融資を申し込んだとしても、「もはやその会社は知人の方のものでしょ?」、「いつ解任されるか分からない代表にお金を貸すのって危険だよね?」と思われてしまい、融資を受けるのは難しくなってしまいます。
まとめ
ということで、纏めると、
- 知人からの借入は自己資金とはならない
- 借入ではなく出資であれば自己資金となる
- その場合でも、株式の保有割合が知人の方が多くなってしまうと融資は不利になる
ということになります。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。