こんにちは!
行政書士のオサカベです。

今回は、「今使えるお得な補助金」について紹介していきます。
国や地方自治体の補助金制度は無数に出ています。

沢山ありすぎて調べてもよく分からない・・・
という方も多いと思います。

そこで今回は、特にオススメな旬の補助金を5つに絞って紹介していきます。
ぜひご参考になれば幸いです。

オススメの補助金5選

①小規模事業者持続化補助金

使いやすい補助金の代表格、「小規模事業者持続化補助金」です。
コロナ禍で貰えた「持続化給付金」と混同している方が多いですが、全く別の制度です。

≪補助額≫

補助率は2/3で、補助上限は50万円です。(通常枠の場合)
75万円を使って、50万円の補助が出るというイメージですね。

特別枠と言って、特定の要件を満たせば補助上限が200万円まで拡大します。

≪補助対象経費≫

機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、委託・外注費等が対象です。
「販路開拓」がテーマの補助金なので、販路開拓に結び付く経費ならほとんど使えます。

≪こんな方にオススメ≫

小規模事業者であればほぼ全員使える補助金です。
補助額は小さいものの、採択率も比較的高く使いやすい補助金なので、

・自分に使える補助金ってあるのかな?
・これまで補助金を活用したことがない

という方にはぜひ使って頂きたい補助金です。

小規模事業者持続化補助金
https://r3.jizokukahojokin.info/

②ものづくり補助金

大規模な設備投資やシステム投資をする際に出る補助金です。
補助額他の補助金よりも高く、うまく使いこなせば事業発展の起爆剤となります。

名前からして「製造業向けの補助金では?」と思われがちですが、全業種が対象です。
採択された企業のうち半数近くは製造業ですが、残りの半数は建設業、情報通信業、卸売業、小売業、サービス業、医療福祉等々、様々な業種の会社が採択されています。

≪補助額≫

補助率が1/2~2/3で、補助額が750万円~1,250万円です。(通常枠の場合)

※従業員規模等により条件が変わります。

≪補助対象経費≫

機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、知的財産権等関連経費などが対象です。

設備投資がテーマの補助金なので、「機械装置・システム構築費」がメインの使い道です。

≪こんな方にオススメ≫

高額(数百万円~)の機械やシステムを導入する方にオススメです。
過去のデータを見ると、従業員数や補助金申請額が大きくなればなるほど採択率も上がっているので、個人事業主や一人会社よりは、一定の規模の会社の方が通りやすいかもしれません。

ものづくり補助金
https://portal.monodukuri-hojo.jp/

③事業再構築補助金

コロナの影響で売上が落ち込んだ事業者が、思い切った事業再構築(新分野展開や事業転換等)に取り組む際に、その経費の一部を補填する補助金です。

補助額がかなり大きく、特別枠で最大1.5億円が貰える大規模補助金です。
コロナ禍の補助金の代表格で、貰える額の多さから多くの事業者に使われています。

≪補助額≫

補助率は1/2~2/3で、補助額は100万円~8,000万円です。(通常枠の場合)
従業員数によって補助上限も変わりますが、従業員数20人以下の場合は2,000万円が上限です。

とはいえ、3,000万円使って2,000万円が国から出るので、
うまく使えば出費負担をかなり抑えることができます。

≪補助対象経費≫

建物費、機械装置・システム構築費、外注費、広告宣伝・販売促進費等が対象です。
他の補助金と違って、建物費が補助対象になるのが大きな特徴です。

事業転換や業種転換に当たって、事務所や生産設備の建設・改修等が必要であれば、その分も補助金で賄うことができます。

≪こんな方にオススメ≫

コロナで売上が落ち込んでおり、事業転換や業態転換など思い切った事業再構築に取り組みたい方

事業再構築補助金
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

④東京都 感染症対策サポート助成事業 ※2022年12/31まで!

東京都が実施している補助金なので、都内事業者のみが対象となります。
感染症対策として換気設備の工事やその他内装工事を行った際に、その経費の一部を東京都が助成してくれます。

都が実施している補助金は金額が大きい割には申請が簡単で、実は狙い目だと思います。(上述したような国の補助金と異なり、事業計画書の作成が要りません。)

※この補助金は申込期限が2022年12月31日までなので、申請される方はお早めに!
(申請自体はそこまで難しくありませんが、工事の見積書等が必要になるので一定の時間がかかります。)

≪補助額≫

補助率は2/3で、補助上限は200万円です。(換気設備の設置を含む工事を行う場合)

≪補助対象経費≫

内装・設備工事費、備品購入費が対象です。
エアコンや窓、吸排気設備・換気扇などの設置工事に使うことが多いです。

≪こんな方にオススメ≫

都内事業者で、エアコン等の換気設備の工事をしたい方

東京都 感染症対策サポート助成事業

⑤東京都 原油価格高騰等に伴う緊急販路開拓等支援事業 ※2022年12月2日まで!!

原油価格高騰の影響を受けて売上高が減少している事業者を支える為、東京都が実施する補助金です。販路開拓や製品改良に使える補助金なので使い勝手が良く、要件に当てはまる方はぜひ検討してみてください。

※申請締切が2022年12月2日までなのでお早めに!!

≪補助額≫

補助率は4/5で、補助上限200万円となります。
販路開拓等の取組にかかった経費のうち、実費負担は1/5で済むのでかなり使い勝手の良い補助金です。

≪補助対象経費≫

展示会参加費、ECサイト出店初期登録費用、自社WEBサイト制作費、販売促進費、委託費といった経費が対象です。販売促進費として、チラシやカタログの制作、PR動画制作、PR広告掲載等にも使えます。

≪こんな方にオススメ≫

原油高等の影響によって売上が減少している都内事業者で、展示会参加・ECサイト出店・WEBサイト制作のどれかをお考えの方

原油価格高騰等に伴う緊急販路開拓等支援事業

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、今使えるお得な補助金制度について纏めてみました。

国の情報は定期的に更新されて新しい制度が出ます。
最新情報については、メールマガジンで通知していますので、
旬な情報が欲しいという方は、ぜひこちらからご登録ください。

https://osagyousei.com/mail-magazine/