こんにちは!
行政書士のオサカベです。

今回は、創業融資を受ける際にぜひとも注意して頂きたいポイントについて紹介します。

「長年の夢で創業を考えていたんです!」が台無しに

創業融資の審査においては、創業の動機や創業に対する熱意は意外と見られています。
創業に対する熱い想いがあれば、融資審査のプラス要素として働きます。

私のところに相談に来て頂ける方の中にも、

「長年の夢で創業を考えていたんです!!」
「ずっと創業の準備をしていました!!」

といった方は多いですし、そういった熱い方は個人的にものすごく応援したくなります。
実際、金融機関も審査するのは結局人なので、熱い想いがある方は担当者がやる気になってくれて融資が通りやすいのも事実です。

しかし、そういった熱い想いを台無しにする一言があります。
それは、「自己資金はありません」です。

創業融資における自己資金の重要性

創業融資において、自己資金は一番といっても過言ではないくらい重要です。
通常の融資であれば決算書などの実績を基に融資審査が行われますが、創業時に実績なんて当然ありません。

そのため、創業計画書やこれまでのキャリア、自己資金等で融資審査が行われるのですが、特に自己資金は大事です。自己資金がないと借り入れのハードルはかなり高くなります。

というのも、自己資金は開業にあたっての熱意や計画性の表れとして見られるからです。いくら「長年の夢で創業を考えていたんです!!」、「ずっと創業の準備をしていました!!」といったところで、自己資金がなければ全く説得力を持たないからです。

金融機関としては、

「それだけ長く考えていたのなら、開業資金くらい準備しているよね?」
「ちゃんと計画的に準備していたのなら、お金も貯めていたはずだよね?」

と思います。
自己資金がないと、「結局は口だけ」、「計画性のない人」と思われてしまい、希望額の融資は難しくなります。

自己資金はどれくらいあればいいの?

ざっくり、自己資金は創業に必要な資金の3分の1程度は用意してから臨みましょう。

要件上は、10分の1の自己資金でも申込は可能です。
しかしそれはあくまでも申込上の話であって、実際に融資審査に通るかどうかは別です。

希望額の融資を受けたいのであれば、目安として必要総額の3分の1の自己資金を用意しておくように心がけてください。

自己資金がなくても問題ないケース

とはいえ、本当に自己資金がなくても問題がないケースもあります。
何か正当な理由があって、自己資金を十分に貯められなかったのであれば、その旨を説明すれば、そこまで大きいマイナス評価にはなりません。

問題になるのが、正当な理由なく、ムダな浪費等でお金を使ってしまい貯金ができなかったケース。創業融資ですと通帳で直近6ヵ月~1年分のお金の動きが見られますので、これまでのお金の使い方はバレてしまいます。浪費等が多く自己資金が貯められていない場合は、金融機関からの印象が悪くなるので、他の要素でカバーできないか探してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、「長年の夢で創業を考えていたんです!!」を台無しにする自己資金というテーマについて紹介させて頂きました。

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https://osagyousei.com/report01/
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最後まで読んで頂きありがとうございました!