こんにちは!
起業資金の専門家オサカベです。

今回は、「創業するときに商品サービスの価格はどうやって決める?」というテーマについて紹介させて頂きます。

起業で大事な値決め

起業して自社の商品やサービスを販売するとき、値決めはとっても大事です。
商品サービスの利幅を少なくして大量に売るか、それとも利幅を大きくして少量を一部の人に買ってもらうか、その事業のコンセプトやポジショニング、企業の体力や外的要因によっても取るべき方針は変わってきます。

「値決めは経営」という言葉があるように、どういった価格戦略を取るかによって、その会社の儲けは大きく変わります。一歩間違えると、忙しいのに全然儲からなくなったり、逆にまったく売れなくて困ったりと、失敗にも繋がりかねません。

そこで今回は、創業時に知っておきたい値決めの方法を3つの視点からお話させて頂こうと思います。

価格の決め方3選

1.利益から決める

1つ目は、自分自身が稼ぎたい利益から決める方法です。

商品やサービスを提供するときには、当然ですがコストがかかります。
代表的なコストは、原価と販管費の2種類に分けられます。

  • 原価:商品やサービスを提供するのに直接かかる費用のこと
  • 販管費:営業費や管理業務など、企業活動を行うときにかかる費用のこと

商品サービスの販売価格から、原価や販管費を引いた価格が、会社に残る利益となります。
そのため、最終的にいくらの利益を残したいかが決まれば、逆算して、いくらの商品サービスを何個売ったらよいかが分かります。

この場合、実際に販売計画や収支計画を立ててみて、価格が妥当かを検討していきます。

2.競合価格から決める

2つ目の方法は、競合(市場)価格から決める方法です。
いくら自社の利益を確保したいからといって、あまりにも市場価格とかけ離れた売価を設定してしまうと、それはそれで売れづらくなってしまいます。

当然、お客さんは自社以外の商品・サービスも並行して検討しているので、何か高くても欲しくなる特別な理由がない限り、市場価格とかけ離れすぎている商品は買って貰えません。

そこで、市場価格との兼ね合いを見ながら値決めをするのが2つ目の方法です。

3.お客さんの得る価値から決める

3つ目の方法は、お客さんの得る価値から決めるという方法です。
たとえば、あなたのサービスを受けることで、お客さんが得る金銭的メリットが100万円だとします。

この場合、たとえあなたが99万円で商品サービスを販売したとしても、お客さんとしては1万円分得になるので、購入することの経済的合理性が成り立ちます。

たとえあなたの商品が原価100円しかかかっていなかったとしても、サービスの提供に1時間くらいしかかかっていなかったとしても、それでもお客さんの得る価値が100万円以上あるのであれば、99万円で買ってくれます。

お客さんの価値という観点で考えると、原価で考えた場合よりもはるかに利益率が上がることもあります。

まとめ

ということで今回は創業するときの値決めの方法3選について紹介させて頂きました。
実際は、これら3つの視点のバランスを取りながら価格を決めていくことになると思います。この記事が参考になれば幸いです。

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https://osagyousei.com/report01/
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最後まで読んで頂きありがとうございました。