こんにちは、越阪部龍矢です。
今日もお読み頂きありがとうございます。
今回は、旬なテーマの
「2024年中小企業はこう生き残る!」
というテーマについてお話させて頂きます。
増える倒産件数、渋られる融資
先日、こちらの動画にて、
2023年の中小企業の倒産増加についてお話をさせていただきました。
ものすごーくざっくりいうと、
- コロナ融資の返済が始まり、
- 追加融資に対しても銀行が渋るようになり、
これまで銀行依存で生き延びていた企業がどんどん潰れているというのが、
2023年の中小企業を取り巻く現状です。
実際、皆さんの周りにも多いのではないでしょうか。
- コロナをきっかけに(実はコロナ前から!?)営業赤字が続いており
- B/Sを見ると当然債務超過
- 借入金が月商6ヶ月以上あって借入過多(ただし据置期間中でまだ返済のダメージなし)
- これまで融資と補助金・助成金でなんとか繋いで生き延びてきた
・・・みたいな企業さんです。
当然なかなか周りに言えませんが、
僕の感覚では、実際はかなり多いと思います。
僕も相談をいただく企業のうち、
多くはこのような傾向の会社さんです。
もう、国に頼るのは危ない!!
こんな企業さんですが、これまでは国に頼ってなんとかなってきました。
- コロナ融資
- 雇用調整助成金
- 持続化給付金
- 事業再構築補助金
などなど、国の支援策も手厚かったからですね。
(財源はどうするんだと思いますが・・)
ただ、今後は国の支援策もそこまで期待できません。
コロナ関連の給付金は終わりました。
補助金も従来のようにコロナ禍で苦しむ企業を救うものではなく、
成長している企業がもっと成長するよう補助をするものへと趣旨が変わってきています。
融資も以前のように
バンバンコロナ融資が出る時代ではありません。
このような時代に突入して、
中小企業は自力で再生していくしか道はありません。
銀行も付き合いの深い中堅企業の支援は積極的にしてくれますが、
世の中9割以上の中小企業に対しては手厚い支援はしてくれません。
なので、自力でなんとか収支改善をしていかないといけないんです。
収支改善のステップ
ではどのように収支改善していくかというと、
僕が顧問先企業の支援に入らせていただくときも同じやり方ですが、
まず第一に現状の資金繰り状況の把握が必要です。
最初のステップとして、
- 現状何にいくらお金が入っているのか
- 何にいくらお金が出ているのか
これを明確に掴めるようにならなくてはいけません。
現状がわからないのに、対策も打ち手も立てられないからですね。
実際、会社のリアルなお金の動きが
タイムリーに把握できている会社さんってどの程度あるでしょうか?
僕も仕事柄、年間200社以上の資金繰りの相談を受けてきましたが、
資金の流れをちゃんと自社で管理できていた企業さんは片手で数えるほどでした。
よく、「税理士さんにお願いしているから大丈夫!」
という社長さんもいますが、いざ社長さんと試算表を一緒に見ながら
「○○費がこんなに多いのは何でですか?」
と聞いても、
「いやー税理士さんに任せててわからなくて・・」
「細かいところは私も把握していないです・・」
という社長さんが多いです。
これだと、せっかく試算表を作っていても、
経営に活かせないのでもったいないですよね。
まずは現状を知る。
現状の入りと出をしっかり把握して、
その上でどこをどのように変えれば資金が貯まるのかを考え、行動を考えていく。
こういったステップで収支改善に取り組んでいくんです。
実際に僕が顧問先企業の支援でうまくいった事例など、
これからメルマガやYouTubeなどで共有できればと思います!
また今後もご愛顧ください。