こんにちは!越阪部龍矢です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
先日、飲食店経営者が集まる
勉強会に参加したときのことです。
隣に座っていた社長さんが、
何やら得意げにこう話していました。
「設備資金の見積もりを実際より
多めに作って融資を受けて、
それを運転資金に回せば
多額の資金調達ができるんだよ!」
その場の空気もあって
僕は「いやいや、それは…」と
指摘するのをグッと堪えていたのですが、
内心ではかなりハラハラしていました(笑)。
こういうお話、
僕もたまに耳にするのですが、
実はこれ、とても危険な行為なんです。
というのも、
設備資金を運転資金に回すのは
資金使途違反という重大なルール違反にあたります。
銀行から借りたお金を
契約と異なる用途に使う行為で、
銀行との間の信用問題に直結するんです。
たとえば、こんなリスクがあります。
- 銀行から一括返済を求められる。
- 次に融資を申し込んでも借りられなくなる。
- 保証協会付き融資なら、当面保証が付かなくなる
「たかが用途を変えて使っただけじゃん!」と
思うかもしれませんが、
資金使途違反は思っている以上に重罪です。
資金使途違反があると、
貸した銀行側(担当者や支店)も
本部から厳しい指導を受けるくらい、
銀行内でも重いことなんですね。
「でも、実際にバレるの?」と
思うかもしれませんが、
答えはほぼ間違いなくバレます(笑)。
決算報告や銀行への提出資料など、
資金の流れを追えば一目瞭然だからです。
僕もこれまでに多くの経営者さんを
サポートしてきましたが、
資金使途違反によって保証協会の保証も
付かなくなり、融資も受けられず、
経営が行き詰まってしまったケースを見てきました。
だからこそ、みなさんには絶対に
同じ轍を踏んでほしくないんです。
今回の動画では、
そんなテーマについて詳しく解説しています。
ぜひ一度ご覧いただければと思います!