こんにちは!
行政書士のオサカベです。
今回は、「こんな方は創業融資の審査に落ちる」というテーマについて紹介させて頂きます。
創業融資の審査に落ちる理由5選
金融機関に創業融資を申し込んでも、残念ながら0回答となってしまう方は少なくありません。
ただ、0回答となる理由については意外と多くなく、みなさん似たような理由で融資否決となってしまっています。
今回は、融資に落ちる理由5選について紹介させて頂きます。
1.自己資金不足
まず一つ目は、「自己資金不足」です。
創業融資において自己資金がどれだけ大事かについてはこのブログでも常に語っています。
自己資金=創業に対する熱意の表れです。
逆にいえば、自己資金がないと金融機関からは「本気で起業したいと思っているの?」と疑われてしまいます。
それくらい、自己資金は大事な要素になります。
たとえ制度上の要件は必要総額の10分の1の自己資金で借りられても、実務上、10分の1の自己資金で満額を調達するのはかなりハードルが高いです。
できれば、3分の1程度の自己資金を用意した上で申し込むことができればベターです。
2.税金の未納がある
現在進行形で税金の未納がある場合は、融資をしてもらうことはできません。
創業融資には税金が使われているので、当然ですね。
もし税金の未納があっても、全て完納した後に融資を申し込めば、問題ありません。
3.信用情報に傷がある
過去にクレジットカードの支払いや携帯端末の分割払いが滞ってしまうと、信用情報機関にその情報が登録されます。
金融機関は、融資を申し込んだ方の信用情報は必ずチェックしています。
もし信用情報に傷があると、融資審査のときに「借りたお金を返済しないのではないか」とマイナスの印象を持たれてしまいます。
とくに、直近に複数回の遅延がある場合は、融資の可能性はほぼ0となりますので、ご注意ください。
その他、家賃や税金、公共料金などの支払い遅延等については信用情報にこそ乗りませんが、通帳等で見つかってしまうと同様に悪印象となるので、気をつけるようにしましょう。
4.ノンバンクでお金を借りている
銀行にとって、消費者金融やカードローン等のノンバンクでお金を借りているだけで、断る理由になります。
こうしたところからお金を借りていると、金融機関からの評価としては、
・銀行から借りられないからノンバンクで借りているのでは?
・高い金利を返済できずに資金に詰まるのではないか?
と思われてしまいます。
こうしたところから借入があると、融資は不利になりますので気を付けてください。
※だからと言って、借入を隠すのは絶対NGです。
信用情報を見ると全て分かりますし、嘘がバレた瞬間融資の可能性は0になります。
5.売り上げ見通しが甘い
創業時に金融機関に提出する業計画書の売上見通しが甘い場合も融資はうまくいきません。
あまりにも楽観的に、常に売上が右肩上がりで前年比の3倍、5倍で成長していく、といった事業計画には、金融機関は疑いの目で見ます。
あまりにもうまく行っている事業計画書を見せても、かえって説得力がなく何の判断材料にもならない場合も多いです。
事業計画書は、実際に達成できる数字で、なおかつ毎月の返済を行っても資金繰りに詰まらない数値を掲げる必要があります。
事業計画書のでき次第で融資の可能性は大きく変わるので、必要な方は税理士や行政書士などの専門家に手伝って貰って一緒に完成させましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、融資審査に落ちる理由5選というテーマについて紹介させて頂きました。
ただいま、創業者に役立つ小冊子を無料プレゼントしています。
ぜひお気軽にダウンロード頂き、創業に役立てて頂ければと思います!
最期まで読んで頂きありがとうございました!