こんにちは!
起業資金の専門家オサカベです。
今回は、2社目の法人で創業融資を受けるときに注意することというテーマについて紹介させて頂きます。
2社目の法人でも創業融資は受けられる
まずそもそも、1社目の会社を経営していて、新たに別事業で2社目の法人を作るというとき、創業融資は受けられるのか?
・・・というと、大丈夫です。創業融資は受けられます。
ただ、2社目で創業融資を受けるときには、1社目とは異なる注意ポイントがあります。
それは、「1社目の会社の業績や状態に引っ張られる」ということです。
2社目で創業融資を受けるときの注意点
本来であれば、1社目の会社と2社目の会社は別法人なので、それぞれ別に見られるはずだと思いますよね。ただ、2社目で創業融資を受けるときには、1社目の決算書を出して、1社目と2社目をひっくるめて考えて、貸せるか貸せないかが判断されます。
つまり、1社目の法人が融資を受けられないような状態にあれば、それにつられて2社目の法人でも融資が受けられなくなります。
なんでそんな風にひっくるめて見るの!?と思うかもしれませんが、このように見ないと、仮に1社目の法人で融資が受けられなくなったときに、新たに法人を設立してお金を引っ張って1社目に送る・・・という迂回融資がまかり通ってしまうからです。
こんなことをされたら金融機関としてもたまったもんじゃないので、1社目の財務状況や経歴を見るわけです。
過去にうちに来たお客さんでも、1社目の法人が理由で借りられなかったという方は多くいました。
具体例で言うと、
- 1社目の財務状況が悪い(営業赤字が続いていたり債務超過になっていたり)
- 1社目の決算書に多額の貸付金が計上されている
- 1社目で既に多額を借りている
と言った場合です。
このような場合では、2社目の法人を作っても新たに借入することは難しいです。
また、借りられる額にも1社目の法人の影響は出てきます。
仮に、2社目単体で見れば1,000万円借りられるような状態の会社だとしても、1社目の法人で既に与信の限度額ギリギリまで借入をしていれば、それにつられて2社目の法人の借入額が減額されてしまうということもあり得ます。
とにかく、2社目の法人で創業融資を受けるときには、1社目の法人とひっくるめて判断される、これを覚えておいてください。
まとめ
ということで、今回は、2社目の法人で創業融資を受けるときに注意することというテーマについて紹介させて頂きました。
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ぜひお気軽にダウンロード頂き、創業に役立てて頂ければと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました。