創業融資で1,000万円借りられる人の特徴

こんにちは！
起業資金の専門家オサカベです。

今回は、創業融資で1,000万円借りられる人の特徴というテーマについて紹介させて頂きます。

1,000万円の借入はそれなりにハードルが高い

日本政策金融公庫から融資を受ける場合は、支店の決済枠が1,000万円なので、実質的な上限額が1,000万円となります。

個人的な感覚でも、創業融資の相場としては大体500~600万円とかそのくらいだと思います。いきなり1,000万円借りるというのはそれなりにハードルが高いです。

では、どういった方が1,000万円を借りられるのか、具体例を用いて紹介させて頂きます。

まず1つ目は、自己資金を少なくとも300万円以上用意しているということです。
創業融資の借入額は、自己資金によってある程度決まります。

100万円、200万円の借入しかないのに1,000万円借りるなんてことは基本出来ません。
借入金額は自己資金の2~3倍くらいになるのが相場です。

そのため、1,000万円借りたい場合は、できれば400~500万円くらいは用意しておきたいです。少なくとも300万円はないとキツイと思います。

2つ目は、創業する分野での経験が6年以上あるということです。
日本政策金融公庫で創業融資を受ける場合、経験はとても重要です。

未経験分野での起業は、経験がある分野での起業よりも廃業率が高いということがこれまでの統計でも分かっています。

そのため、経験がない場合はどうしても創業融資の審査上不利になってしまいます。

1,000万円のような多額を借りたい場合は、経験が豊富ではないと厳しく見られてしまいます。

金融機関は、収支計画を見ることで、その事業における返済可能性を判断します。
そのため、収支計画で示すべきは返済財源です。

どのくらい売上を上げて、どのくらい利益が残って、どうやって返済するのか、これを数字で説明できなければいけません。

この事業計画は絵に描いた餅のような計画だと当然信じて貰えないので、金融機関に納得して貰えるような、実現可能性が高く根拠のある事業計画書を作る必要があります。

融資審査では個人信用情報は必ず見られます。
日本政策金融公庫の場合はCICという会社から申込者の信用情報を取り寄せて確認しています。

これまでに金融事故を起こしていたり、カードの支払い遅延が何度もあったりすると、融資は受けられなくなってしまいます。

そのほか、消費者金融などからお金を借りていたりカードローンの借入があったりする場合も、1,000万円の借入は難しくなります。

5つ目の特徴は、創業者の人間性です。
以外かもしれませんが、創業融資は「人に貸す融資」と言われるくらい、創業者の人間性も見られています。

こういった条件がそろっていればいいですが、どこかに懸念点があると、その分融資の実行額は減ってしまいます。

ということで、5つの特徴を紹介させて頂きましたが、これら5つの特徴が揃っていてはじめて1,000万円が借りられるというくらいのイメージです。意外とハードルが高いと思った方もいるかもしれませんね。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。