こんにちは!
起業資金の専門家、オサカベです。

今回は、皆さんに役立つお得情報・・・というわけではありません。
いつもの記事と少し趣向を変えて、私が仕事をしているときに意識していること・心構えについてお話させて頂きます。

貸さぬも仕事

私の師匠にあたる方に融資の仕事を色々と教わっていたとき、「貸さぬも仕事だよ」と言われました。似たような言葉が銀行員の格言としてあるようです。

融資のサポートをしていると、日々いろんなお客さんから資金調達をして欲しいとの相談を受けます。

「なんとか銀行からの新規融資を受けたいので手伝ってほしい」という相談をよく頂くのですが、お客さんの状況を詳しくお聞きすると、数期連続赤字・債務超過で、今後の収益回復の道筋も立てられていない状況であることも多いです。

私としては、お客さん側に寄り添って資金調達のお手伝いをしてあげたい気持ちはあるのですが、それでもグッとこらえて、「貸さぬも仕事」という言葉を思い出します。

資金調達だけでは解決にならない

収益回復の道筋が見えていないお客様に対して一時的に資金を引っ張ってきても、結局は負債が膨らむだけで何も解決になりません。

それどころか、むしろ1~2年後に資金が枯渇してより資金繰りに苦しむことになります。
本当にお客さんのことを考えるのであれば、安易に融資のサポートをしない方が良いと思うのです。

よく考えれば当たり前のことですが、簡単なことではありません。
目の前のお客さんは「資金調達のプロなんだったらなんとかして調達してよ」という期待を持っているのは分かりますし、何とかしてあげたいという気持ちはあります。

ただ、安易に資金調達のサポートをして、長い目で見た時にお客さんがより苦しむのであれば、あえて断るのも優しさなんだと思っています。

まずは足元で収支が出るようにするか、今後収支を出していくために何ができるかを考えることからスタートです。収支改善の見通しが立っていないのに資金調達のサポートをしても、ただの延命であって何の解決にもなりません。

どんな選択肢がお客さんにとって本当に良いのだろうかとよく考えるのですが、やはり、借りてはいけない状態のお客さんに融資のサポートをして借りさせるのは良くないと思っています。

なかなか理解して貰いにくい考え方なのかもしれませんが、私自身、この考え方が本当にお客さんの為だと信じていますので、これからも「長い目で見てお客さんの為になるサポート」をしていければと思います。

まとめ

ということで、今回はお役立ち記事ではなく、単に私のブログみたいになってしまいました。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。