こんにちは!
行政書士のオサカベです。

今回は、区内の飲食店だけが使える、目黒区の補助金について紹介させて頂きます。
申請締切が2023年2月28日まで(2022年12月現在)と近くなってきておりますので、お考え中の方はお早めに!

補助金の概要

その名も、「目黒区飲食店感染防止対策助成」といいます。
目黒区公式HPはこちら

新型コロナウイルス感染症の感染予防対策に取り組む区内飲食店の方々に対して、
その対策にかかる経費の一部を目黒区が助成するというものです。

申請期間は令和4年7月1日から令和5年2月28日までとなっています。

助成対象経費

以下の経費が助成の対象となります。

  • 区内業者が施工する飛沫防止対策のためのパーテーション設置工事費
  • 区内業者が施工する感染防止対策のための換気設備設置工事費
  • 区内業者が製造するパーテーションの飛沫防止対策のための購入費

区内業者が施工することが条件ですが、工事費用に対しても助成が出ます。
ただ、工事の場合は、申請時に未着工で、令和5年3月31日までに工事完了することが必須条件となるので注意してください。

助成金額

  • 1事業者 上限50万円
  • 助成率10分の8(ただし、区内業者製品を用いないパーテーション設置工事の助成率は3分の2)

助成率10分の8なので、62万5,000円の工事費用がかかれば、その10分の8の50万円が助成されます。
上限が50万円に設定されているので、仮に工事費用で100万円かかったとしても、貰える額は50万円です。

助成対象者

次の要件をすべて満たす区内飲食店が対象です。

  • 引き続き区内で事業を継続する意向があること。
  • 業界団体が作成した感染拡大予防ガイドラインに沿った感染防止対策を行うこと。
  • 中小企業者(法人又は個人)であること。
  • 大企業が経営に実質的に参画していないこと。
  • (法人)法人事業税及び法人都民税を滞納していないこと。(個人)個人事業税及び住民税を滞納していないこと。
  • 目黒区暴力団排除条例に規定する暴力団関係者がその経営に関与していないこと。
  • 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に規定する性風俗関連特殊営業等を営む事業者でないこと。
  • 国・東京都等から感染防止対策の取組費用の助成を受けていないこと。
  • その他、区長が助成金を交付することが適当でないと認める事業者でないこと。

申請方法

申請は、目黒区に対して必要書類の郵送または持参で行います。
流れとしては、以下の手順で進みます。

  1. 工事を開始する前に目黒区に申請
  2. 申請内容の審査が行われ、審査結果通知書が発行
  3. 審査結果通知書を受け取った後、工事を開始
  4. 工事完了後、領収書の写しや工事完了箇所の写真等を目黒区に郵送
  5. 書類確認後、不備がなければ入金

申請自体は、難易度の高いものではないです。
国の補助金のように、事業計画書を書く必要もないので、必要書類さえ集めれば比較的簡単に申請可能です。

申請に必要な書類は以下の通りです。

  1. 目黒区飲食店感染防止対策助成申請書
  2. 店舗物件の全部事項証明書(不動産の登記簿謄本)又は不動産賃貸借契約書の写し
  3. 工事(購入)見積書
  4. 工事(設置)予定箇所の写真(撮影日付入り)
  5. (法人)履歴事項全部証明書、(個人)住民票の写し(マイナンバーの記載がないもの)
  6. (法人)法人事業税納税証明書及び法人都民税納税証明書、(個人)個人事業税納税証明書及び住民税の納税証明書
  7. 区内製造事業者からのパーテーションの仕入(購入)が確認できる書類(該当がある場合のみ)
  8. 同意書(店舗物件の所有者でない場合のみ)

助成額と区内事業者の制限に悩むなら・・・

目黒区の事業者限定にはなりますが、比較的簡単な申請で50万円の助成が貰えるということで、
使える方は積極的に利用すべき補助金だと思います。

しかし、

「換気設備の工事をするとなると、50万円の助成じゃ足りない・・・」
「懇意にしている業者は区内事業者ではないんだけど・・・」

といった悩みを抱えている方も多いと思います。
確かに、工事費用は数百万円単位でかかることも多いと思いますし、
区内事業者と言われてもいきなり業者選定から始めるのは大変だという気持ちも分かります。

そんな方は、東京都の「感染症対策サポート助成事業」の申請を検討してみてください。

こちらは目黒区の補助金ではなく、東京都が行っている補助金です。

助成率は3分の2で、目黒区の助成率(10分の8)よりは条件が悪いですが、補助上限額が200万円と多額です。
(つまり、300万円分の工事に対して200万円の補助が出るので、手出しは100万円で済むということです。)

こちらでしたら、「区内の工事業者限定」といった縛りはないので、
どの工事業者でも使えます。都外の工事業者でも大丈夫です。

東京都の「感染症対策サポート助成事業」について詳しく知りたい方は、
こちらの記事に纏めていますので、ぜひご参照ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、目黒区の飲食店だけが貰える補助金について紹介させて頂きました。
申請も比較的簡単ですので、条件に合う事業者はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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