こんにちは!
行政書士のオサカベです。

今回は、小規模事業者持続化補助金(しょうきぼじぎょうしゃじぞくかほじょきん)について紹介させて頂きます。

小規模事業者持続化補助金(以下、持続化補助金)は使いやすい補助金の代表格です。
小規模事業者であればほぼ全員使えます。フリーランス・個人事業主であっても使えます。

さらにこの補助金、なんと採択率が70%近く、比較的採択されやすいのが特徴です。
使わない手はないので、ぜひ知っておくようにしてください。

持続化補助金とは?

小規模事業者が販路開拓等の取組をする際に、その経費の一部を国が補填してくれる補助金です。

「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」といった大型の補助金と比べて、貰える額は小さいものの、申請も比較的楽で採択もされやすい、お手頃な補助金です。

補助額

貰える金額は以下表の通りです。
通常枠の場合50万円が上限、特別枠であれば200万円が上限になります。

通常枠50万円
賃金引上げ枠200万円
卒業枠200万円
後継者支援枠200万円
創業枠200万円
インボイス枠100万円

※2023年度は、免税事業者からインボイス発行事業に転換する事業者(インボイス転換事業者)を対象に、全ての枠で 一律に50万円の補助上限を上乗せし、販路開拓(税理士への相談費用を含む)を支援します。(インボイス枠は廃止となります。)

補助対象者

持続化補助金は、小規模事業者を対象とした補助金です。
小規模事業者かどうかの判断は、従業員数によってなされます。

商業・サービス業常時使用する従業員数 5人以下
製造業・宿泊業・娯楽業常時使用する従業員数 20人以下

使える経費

持続化補助金で使える経費は以下の通りです。
対象となる経費の幅が広く、主に機械装置や広報費等に多く使われています。

①機械装置等費補助事業の遂行に必要な機械装置等の購入に要する経費
②広報費パンフレット・ポスター・チラシ等を作成および広報媒体等を活用するために支払われる経費
③ウェブサイト関連費販路開拓等を行う為のウェブサイトやECサイト等の構築、更新、改修、開発、運用をするために要する経費
④展示会等出展費新商品等を展示会等に出展または商談会に参加するために要する経費
⑤旅費補助事業計画に基づく販路開拓等を行うための旅費
⑥開発費新商品の試作品や包装パッケージの試作開発にともなう原材料、設計、デザイン、製造、改良、加工するために支払われる経費
⑦資料購入費補助事業遂行に必要不可欠な図書等を購入するために支払われる経費
⑧雑役務費補助事業計画に基づいた販路開拓を行うために必要な業務・事務を補助するために補助事業期間に臨時的に雇い入れた者のアルバイト代、派遣労働者の派遣料、交通費として支払われる経費
⑨借料補助事業遂行に直接必要な機器・設備等のリース料・レンタル料として支払われる経費
⑩設備処分費当該事業者自身が所有する死蔵の設備機器等を廃棄・処分する、または借りていた設備機器等を返却する際に修理・原状回復するのに必要な経費
⑪委託・外注費上記①から⑩に該当しない経費であって、補助事業遂行に必要な業務の一部を第三者に委託・外注するために支払われる経費

申請はどうやってする?

まず、ホームぺージにある公募要領を参考に、事業計画書等の申請書類を作成します。
小規模事業者持続化補助金(一般型) (jizokukahojokin.info)

事業計画書はA4用紙8ページほどで、事業再構築補助金等と比べれば少ないです。
(とはいえ、楽ではないですが・・・。)

事業計画書等の書類が準備出来たら、商工会議所に行って計画書の内容を確認して貰います。商工会議所から確認書が発行されたら、電子申請(または郵送)にて申請し、完了です。

申請締切後、事業計画書の審査が行われ、点数が高い事業者から採択(=合格)となります。申請締切から約2ヵ月程度で採択が発表され、採択されたら晴れて交付が決定されるという流れです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、利用しやすい補助金の代表格、小規模事業者持続化補助金について紹介させて頂きました。

ぜひ、活用がまだの人は知っておくようにしてください!

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最後まで読んで頂きありがとうございました。