こんにちは!越阪部龍矢です。
今日もお読みいただきありがとうございます。

税理士さんから上がってくる試算表を見て、

「確かに利益が出ているけど、
あれ、ウチってこんなに儲かってるっけ?」

と思ったことはありませんか?
こういうとき、実は2つのパターンが考えられます。

1つは、「利益は出ていてもキャッシュフローがマイナスのケース」。
もう1つは、「そもそも本当は利益が出ていないケース」です。

今回お話しするのは後者のパターン。
本当は赤字なのに、会計処理の間違いで
試算表では黒字と出てしまうというケースです。

これ、中小企業では非常によくある話なんです。

「ウチは税理士さんがついてるから大丈夫」
と思うかもしれません。

ですが、税理士がついていても、
しっかりコミュニケーションを
取らないと起こり得る話なんです。

僕も年間200社以上の
決算書や試算表を見させていただく中で、
実は7~8割くらいの会社が
このパターンに陥ってしまっていると感じます。
もちろん、そのほとんどが
税理士さんがついている会社です。

試算表で黒字が出ていても、
その利益が実態を表して
いなかったら意味がないですよね。

ぜひ、人ごとだと思わずに、
自社の会計がしっかりと
できているかチェックしてみてください。

では、どんな会計処理が
「実態とズレた利益」を生み出してしまうのか?
その代表的なものが、以下の5つです。

①現金主義で処理している

収入や支出を「発生主義」ではなく
「現金主義」で処理すると、
正確な収支状況が把握できなくなります。

②税込で処理している

消費税分を考慮せずに処理すると、
期中の利益が見えなくなることが多々あります。

③月次棚卸をしていない

在庫の状況が不明確なままだと、
売上原価が正しく計算されず、
利益の実態も見えにくくなります。

④減価償却費の未計上

設備投資や大きな資産の
減価償却を計上しないと、
本来の利益が過大に表示されてしまいます。

⑤店舗別損益を出していない

特に多店舗展開している企業では、
店舗ごとの損益を把握しないと、
どの店舗が利益を出しているのかが
不明瞭になります。

これらのポイントについて
詳しくは動画でわかりやすく解説しています!
ご興味ある方はぜひ動画をご覧ください!